身体が本来持っている機能を取り戻して、 あなたが目的としている体に導きます

 

人間は進化の過程で四足歩行から二足歩行へとなりました。四足歩行の時は重心からはみ出した頭を支えるのに首・肩周りの筋肉を発達させていました。そして、その力で重い頭を支えていました。

それから進化をしていき、二足歩行になってからは地面に対して骨盤から脊柱が弯曲を保ちつつも垂直になり、その上に頭を載せることができるようになりました。その結果、首・肩周りの筋肉は四足歩行時よりは少なくても済むようになりました。一本のしっかりとした軸の上に頭が載っかっているため、脳の容積を増やすことができ、頭蓋骨も大きくなり重量も増えました。より高度な思考ができるようになったのも脳の容量の増加によるお陰です。
脊柱は首の部分を頚椎、胸の部分を胸椎、腰の部分を腰椎という三種類に分類できます。この骨盤から脊柱には正しい弯曲があります。頚椎・腰椎は前弯、骨盤は前傾という言葉に表されるように前方向に“しなり”や傾きをもち、胸椎は後弯といい軸に対して後ろ方向に“しなり”をもっています。これが本来人間の身体がもっている自然な骨盤と脊柱の関係性です。
 
しかし、昨今の日本人はこの自然な骨盤-脊柱のラインが保てていない人が多いです。
 
それはどうしてか。
 
長時間パソコンに向き合う、首を前に突き出し携帯を使い続ける、片側でしか荷物を持たない、腰を丸め方を前に突き出して座る、足を組んで座る、ハイヒールを履いて長時間歩く、、、挙げれば枚挙に暇がありません。
 
このような姿勢・動作が負荷となり骨盤や脊柱に悪影響を与えます。そしてこのような負荷がかかり続けると人間は身体を庇いはじめます。悪い姿勢・動作を避けるために自然と修正をかけようとしますが、適切なアプローチ(トリートメント、リハビリ、トレーニング)がない状態だと悪い方向に修正がかかってしまいます。簡単に言うと、悪い癖を修正しようとして、更に別の悪い癖がついてしまいます。これは明らかに悪循環です。
 
このような悪い姿勢・動作のまま運動をしても身体には何も良いことがありません。特定の関節・筋肉に不適切に過剰に負荷がかかり痛みや慢性的な疲労を引き起こしやすくなります。
 
私は、身体のスペシャリストとして姿勢・動作をストレッチや簡単なエクササイズで修正していきます。その上で目的に合ったトレーニングを処方していきます。
 
まず身体の状態をチェックします。
柔軟性、バランス、筋力などです。
そのチェックの上で修正するためのコレクティブエクササイズを処方します。
コレクティブエクササイズで改善する項目としては
・関節可動域
・呼吸
・筋機能
などが挙げられます。
その後、ウエストシェイプ・ヒップアップなどのボディメイクや筋量・筋力増加のための自体重やダンベル・バーベルなどの重さを用いたストレングストレーニングを行います。
競技力向上ならストレングストレーニングで培った筋力を競技に応用できるようにしていきます。
“走る・跳ぶ・止まる”などのシンプルな動作のクオリティを上げるムーブメントトレーニングと筋力が発揮できる力を上げるためにより強度の高いストレングストレーニングを行います。
一昔前まではストレングストレーニングと競技の間に「鍛えた筋肉が競技力に活かされない」という壁が存在していました。
ムーブメントトレーニングのコンセプトにもある

・どの方向に

・どのように力を出すか

・上半身や股関節、足関節の角度をどう設定するか

・足部のどの位置に重心を置くか
を応用することによって
ストレングストレーニングをただ筋肉を鍛えるのみならず、競技力に直結するトレーニングとして運用することができます。
このようにボディメイクから健康増進、筋肉増量、競技力向上とあらゆる目的に対応することができます。
 
なりたい自分へと向かっていくその道のりを共に歩かせてください。
山越達也