基礎となる筋力を上げて

更に強く・速く・正確に動ける身体になれる

可能性を広げていく!

ムーブメントトレーニングの項で説明したムーブメントスキルを更に高めていくためにストレングストレーニングを行なっていきます。

ストレングストレーニングとは世間一般的に言うウエイトトレーニングのことです。

スクワット、ベンチプレスなどのバーベルを使うものからダンベルを使うもの、自分の体重を負荷にするものなど多岐に渡ります。

何故、ウェイトトレーニングではなくストレングストレーニングというのか?ストレングス(strength)とは「強化」という意味です。ただ単に重り=ウエイトを持つだけでなく、身体を強化していくという部分にフォーカスしていきたいのでストレングストレーニングという呼称を使います。

ストレングストレーニングの必要性

ムーブメントスキルを向上するのに必要な要素として

 

①各関節の動きやすさ、固定力②筋肉が発揮できる力、そして③これら①と②をコントロールする力、が挙げられます。これらの能力の向上が動作技術の向上に大きく貢献すると考えています。

そして、これらの能力を向上させるアプローチとしてストレングストレーニングが非常に有効であると考えています。

 

デッドリフトを例に見てみましょう。

デッドリフトとは、バーベルを前に持ちながらしゃがんだ状態から立ち上がる種目です。

この種目を行うときに特に重要になってくるのが

 

①バーベルの重さに上体がしっかり耐えられるように肩甲骨、骨盤から脊柱を固定する力を発揮する

②力のロスがなくほぼ垂直にバーベルが持ち上げられるように下半身は真下に押す力を発揮する

 

肩甲骨、骨盤から脊柱はしっかり固定して、下半身をしっかりと可動させる、真下に力を加えるといったことがデッドリフトを通じて学ぶことができます。

そして、その正しいフォームで行える回数・重さを徐々に増やしていくことで正しく発揮できる筋力も増えていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しっかりと上半身を固めて力を出す準備

 

 

 

 

 

 

下半身で床を真下に押し、

真上に上がる力をもらう