“走る・跳ぶ・止まる・曲がる”などの動作を改善

=パフォーマンスアップ&傷害予防!!

それぞれのスポーツ、例えばバスケットボールならバスケットボールの、アメリカンフットボールだったらアメリカンフットボールの技術があるように「走る・跳ぶ・止まる・曲がる」といったシンプルな動作にも技術があります。

それらのシンプルな運動動作の技術が向上することにより、より強く、速く、正確に動くことが可能になります。

また、スキルピラミッドの観点から考えてみましょう。

スキルピラミッドというのは、スポーツにおいて、一番難しいスキルである戦術・戦略(を遂行する)スキルが何によって成り立っているのか?下支えになっているものは何かを表した概念です。

例えば、戦術スキルを獲得するためにはその真下にあるスポーツスキル(その競技の技術。バスケットボールであればシュートの技術、パスの技術、など)が土台として身についている必要があり、そのスポーツスキルを獲得するためにはムーブメントスキルがなければいけない、、、ということです。

そして、上位に位置するスキルはその真下に位置するスキルの幅よりは広がらない=向上しないということも表しています。

このことからみても、スポーツスキルの下支えになる部分ものとして、ムーブメントスキルが必要であると考えられているので、ムーブメントスキルを向上することがスポーツスキルの向上の幅を広げていくことができると考えています。

 

アスレティックパフォーマンスコーチとしてできること

ムーブメントトレーニング を行う際に動きの方向を分類します。

 

その方向は

 

・鉛直方向(バーティカル)

・前方向(リニアフォワード)

・横方向(ラテラル)

・後ろ方向(リニアバックワード)

 

の4方向に分類します。

 

それに加えてそれらの単一の方向を組み合わせた「コンビネーション」が存在します。

 

それぞれの方向を訓練するために

 

・インプレイスエクササイズ(重心移動を伴わない運動)

・ジャンプ

・マーチ

・スキップ

・ウォールドリル

・レジストドリル

・サポートドリル

・フリードリル

 

などを行います。

 

これらのエクササイズを

 

・どの方向に

・どのように力を出すか

・上半身や股関節、足関節の角度をどう設定するか

・足部のどの位置に重心を置くか

 

などを明確にしつつ、段階的に指導していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

健全に、力強く止まれる方向に力を出しながら・・・

 

 

 

 

 

 

その力を上方向に転化して高く

ジャンプ!!

 

 ムーブメントスキルが向上することによって 

 

ムーブメントスキルが向上するということは関節・筋肉に無理な負担がかかることなく動けるようになるということです。

つまり、不適格な動作を反復することで起こっていた関節・靭帯・筋肉の慢性障害や急性外傷を防げる可能性が上がるということです。

 

痛みがなく、かつ強く速く正確に動けることがスポーツスキルの向上に繋がり、結果そのスポーツをより楽しく長く行えるようにしてきましょう!